ボーナスをNISAにいくら入れる?子供3人・1馬力の50歳営業職が「冬のボーナスから60万」に決めた理由と2年半の実績

冬のボーナスから60万円をNISAに回した50歳会社員の2年半の実績(+157万円)を示すアイキャッチ 資産運用・節税

📋 この記事の要点

  • ボーナスをNISAに「いくら入れるか」を決めるためのマイルールの作り方
  • なぜ夏のボーナスではなく「冬のボーナスから60万円」なのか
  • 毎月5万円のクレカ積立+年初60万円のボーナス積立、2年半の実績(投資330万円→評価487万円)
  • 評価益が3分の1に縮んだ急落を2回経験して、それでも売らずに済んだ考え方

7月に入り、夏のボーナスが支給されました。正直に言うと、私の会社は夏が少なく冬が多いタイプ。子供3人の5人家族を1馬力で支える50歳の営業職としては、夏のボーナスは「守りのお金」で消えていきます。

それでも私の新NISAは、投資元本330万円が評価額487万円(+157万円)になっています。種明かしをすると、ボーナスをNISAに入れるのは年1回、冬だけ。「毎月5万円のクレカ積立+冬のボーナスから60万円を年初に入れる」というマイルールを、2024年1月から一度も変えずに続けてきた結果です。

この記事では、「ボーナスをNISAにいくら入れるべきか」で止まっている人に向けて、私がこのルールに落ち着くまでの経緯と、2年半分の実際の資産推移(下落した月も含めて全部)を公開します。

📚 このシリーズの記事(ボーナスでNISA原資を作る)

固定費から原資を作る方法は こちらのシリーズで解説しています。

「ボーナスは貯金が当たり前」だった私が変わったきっかけ

Yahoo!知恵袋にこんな質問があります。

「ボーナスには手をつけない。年2回のボーナスは毎回全額貯金。↑これは当たり前ですか?」

2020年より前の私なら「子供が3人いるんだから当たり前」と即答していました。白状すると、私は出世コースから早々に離脱した営業職です。だからこそ守りだけは徹底していて、転勤で3回引っ越しましたが、住まいはすべて「身の丈以下」の賃貸。家賃を最小限に抑えてきたおかげで、貯金には余裕があるだろうとは思っていました。ただ、残高をちゃんと意識したことは一度もなく、「退職までは惰性で生活できるだろう」という程度の漠然とした感覚だったのです。

転機は2020年の緊急事態宣言でした。営業の仕事も生活も一変し、急にできた手持無沙汰な時間を、私はすべてYouTubeに注ぎ込みました。最初は暇つぶしのつもりが、投資やお金との付き合い方の情報が一気にアップデートされていく。そこで気づいたのが、うちの家計の弱点は「使いすぎ」ではなく「貯金しかしていないこと」だという事実です。あの時間は今思えばラッキーでした。

そして貯金の一部を投資に回すと決め、ネット証券で初めて買付ボタンを押したとき——手が震えたのを今でも鮮明に覚えています。50歳の今、平然と年120万円を積み立てている私も、スタートはそこからでした。

例えば500万円の貯金は、物価が年2%上がり続けると10年後には約410万円分の価値しかなくなります。子供3人の教育費が待ち構えている家庭にとって、これは無視できない数字です。それでも当時の私と同じように、こんな不安で止まっている人は多いはずです。

  • 「オルカンに一括投資したいけど、今って高値掴みになりませんか?」(知恵袋・資産運用カテゴリ)
  • 「NISA貧乏という言葉を知った。生活費を削ってまで枠を埋めるのは違う気がする」(知恵袋)
  • 「新NISAはじめます!いまさらかもしれませんが…」(お金の先生)

悩みは3つに集約されます。①いくら入れるのが正解か分からない ②高値掴みが怖い ③生活を圧迫したくない。私はこの3つを「マイルール」で解決しました。

マイルール:毎月5万円+「冬のボーナスから60万円」を年初に

2024年に新NISAが始まったとき、3つの入れ方を比較しました。

A:全額貯金(以前の私)B:ボーナス2回とも一括投資C:毎月5万+冬ボーナスから60万 ★採用
年間の投資額0円不定(ボーナス次第)120万円で固定
インフレ耐性×(全額目減り)
高値掴みのリスク大(買付が年2回に集中)小(毎月の積立で分散)
家計への影響なし大(夏の生活資金を圧迫)ほぼなし(夏は投資に使わない)

なぜ「夏」ではなく「冬のボーナスから60万」なのか

理由は単純で、うちの会社は夏のボーナスが少なく、冬が多いからです。夏のボーナスは固定資産税の残りや子供の夏休みの出費、帰省費用でほぼ消えます。ここから無理に投資に回すと、秋に生活が苦しくなって積立を止めることになる。それが一番の損だと考えました。

そこで、余裕のある冬のボーナスから60万円を取り分けておき、年初(1〜2月)にNISAへ入れる方式にしました。毎月のクレカ積立5万円(年60万円)と合わせて年間120万円。金額を「ボーナスの何割」ではなく「60万円」と固定したのもポイントです。ボーナスが多い年も少ない年も迷わなくて済むので、「毎回いくら入れるか悩む」というコストが消えました。

💡 ポイント

「いくら入れるか」に万人の正解はありませんが、決め方には型があります。①生活費数ヶ月分の防衛資金を先に確保 ②夏・冬どちらのボーナスに余裕があるかを見る ③金額を固定してルール化する。私の場合それが「冬から60万」でした。

✅ 金額を「固定ルール」にする理由

コツコツ積み立てるうちに、私の中でインデックスファンドは「貯金代わり」というマインドに変わりました。貯金に「今月はいくら預けようか」と悩む人がいないのと同じで、ルール化した投資は悩みが発生しません。続いた最大の理由はこれです。

設定手順:クレカ積立5万円+年初60万円の入れ方

  1. 口座開設(スマホで申込→マイナンバーカード撮影)
  2. 積み立てるファンドを選ぶ(私はFANG+。米国テック大手10銘柄に集中するインデックスで、値動きは激しい分リターンを狙う攻めの選択です。選んだ理由は後述のQ&Aで)
  3. クレジットカード積立を毎月5万円で設定(ポイントも付くので現金積立より有利)
  4. 冬のボーナスが出たら60万円を投資用に取り分けておき、年初(1〜2月)に成長投資枠またはボーナス月設定で買付
  5. あとは何もしない。売らない、止めない、画面を見すぎない

⚠️ 注意点・デメリット

  • 元本保証はありません。後述しますが、私は評価益が3分の1近くまで縮む急落を2回経験しています
  • 私が積み立てているFANG+は10銘柄集中型で、全世界株式やS&P500より値動きがかなり激しいファンドです。初めての1本には全世界型など分散の効いたファンドのほうが無難です
  • 年初一括の60万円は、その年の高値で買ってしまう可能性があります(毎月の積立と組み合わせてリスクを薄めています)
  • 教育費など3年以内に使うお金は入れないこと。子供3人の我が家は学費用の現金を別に確保しています
  • 生活防衛資金が貯まっていない段階では、投資より先に貯金です

✔️ こんな人におすすめ

  • ボーナスをNISAにいくら入れるか、支給のたびに悩んで結局動けていない人
  • 夏と冬でボーナスの額に差があり、「夏は余裕がない」タイプの会社員
  • 子育て世帯・1馬力で、家計を崩さずに投資を始めたい人
  • 40代・50代で「今からでは遅いのでは」と迷っている人

2年半の実績公開:投資330万円→評価487万円(下落した月も全部見せます)

2024年1月に新NISAを始めてから2年半の、実際の預り資産推移です(証券口座の記録から抜粋)。

時期投資額(累計)評価額評価損益
2024年1月末(開始)65万円71.4万円+6.4万円(+9.9%)
2024年12月末120万円182.3万円+62.3万円(+51.9%)
2025年3月末(急落①)195万円210.2万円+15.2万円(+7.8%)
2025年12月末240万円353.9万円+113.9万円(+47.5%)
2026年3月末(急落②)315万円366.5万円+51.5万円(+16.3%)
2026年5月末325万円509.5万円+184.5万円(+56.8%)
2026年6月末(現在)330万円487.6万円+157.6万円(+47.8%)

注目してほしいのは、きれいな右肩上がりではないことです。評価益が3分の1近くまで縮んだ急落が2回あります。2024年末に+62万円あった含み益は、2025年3月には+15万円まで縮みました。2度目は2026年。前年秋に+128万円あった含み益が、2026年3月には+51万円に。1ヶ月で資産総額が80万円以上減った月もあります。テック集中のFANG+はこの振れ幅が特に大きく、それを承知の上での選択でした。

正直、最初の急落では毎晩スマホで残高を見ていました。それでも売らなかったのは、「これは貯金代わり。貯金は下ろさない」というマインドがすでにできていたことと、生活費と教育費が別枠で守られていて売る必要そのものがなかったからです。実際、2回とも数ヶ月で回復し、6月末時点の評価益は+157万円。もし急落のたびに売っていたら、この数字はありませんでした。

よくある質問

Q. 50歳から始めても遅くないですか?

A. 私が新NISAを始めたのは48歳、投資自体は2020年のコロナ禍からです。「遅いかも」と思っていた側ですが、2年半で+157万円は、同じ期間ボーナスを普通預金に置いていたら絶対に生まれなかった数字です。60歳まで10年、65歳まで15年あれば積立投資の時間は十分残っています。

Q. なぜ全世界株やS&P500ではなくFANG+なんですか?

A. 家計の「守り」が先に固まっていたからです。私は転勤3回すべて身の丈以下の賃貸で通し、家賃をはじめ固定費を最小限にしてきました。生活費と教育費は現金で別枠。つまり投資側は多少値動きが荒くても生活が揺らがない設計になっているので、リターンを狙う集中型を選びました。逆に言えば、守りの設計が先にない状態でFANG+のような値動きの激しいファンドを選ぶのはおすすめしません。私の実績の振れ幅(表を参照)を見て判断してください。

Q. 暴落が来たらどうするんですか?

A. 何もしません。上の表のとおり、評価益が3分の1になる下落を2回経験しましたが、積立を止めず、売らず、結果的に回復を取り切れました。暴落時の行動は暴落が来てから考えると必ず間違えるので、「売らない・止めない・見すぎない」を先に決めておくのが私の答えです。

Q. 夏のボーナスは本当に何も投資しないんですか?

A. しません。夏は税金・子供の長期休み・帰省で出ていくお金が多く、ここで無理をするとルールが崩れるからです。「夏は守り、冬は攻め」と季節で役割を分けたことで、5人家族の家計と投資が両立できています。夏のボーナスが多い会社なら、逆にすればいいだけです。

Q. 子供の教育費と投資はどう両立していますか?

A. 3年以内に使う学費は現金で別に確保し、NISAには「15年触らなくていいお金」しか入れていません。この線引きがあるからこそ、急落しても売らずに済んでいます。投資額を月5万+年60万に固定しているのも、教育費の積み増しと両立できる上限がこの金額だからです。

📝 要点のおさらい

  1. ボーナスをNISAにいくら入れるかは「余裕のある側のボーナスから固定額」でルール化する(我が家は冬から60万円)
  2. 夏冬のボーナスに差がある会社員は、無理に年2回入れなくていい。続けられる設計が最優先
  3. 毎月5万円のクレカ積立と組み合わせれば、年初60万円の高値掴みリスクは薄められる
  4. 2年半の実績は投資330万円→評価487万円(+47.8%)。ただし評価益が3分の1に縮む急落も2回あった
  5. 売らずに済んだ理由は「インデックスは貯金代わり」のマインドと、教育費・生活費の別枠確保

ボーナスのたびに悩むこと自体が一番のコストです。次の冬のボーナスが来る前に、あなたの「固定ルール」を決めてみてください。

子供3人の5人家族を1馬力で支える50代・営業職の会社員。「固定費削減 × 時短家電 × 資産運用」で暮らしの質(QOL)を高める工夫を、実体験ベースで発信しています。新NISA(松井証券)・iDeCoを運用中。副業にも取り組み、一次情報と自分で試した結果を数字で記録することを大切にしています。

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