固定費は何から見直す?子供3人・1馬力の50歳が実額で公開する削る順番

固定費を通信・保険・サブスク・教育費の順で見直す優先順位を示すイメージ 固定費削減

「固定費を見直せば家計がラクになる」——それは分かっている。でも、通信費・保険・サブスク・教育費…と並べてみると、結局どれから手をつければ一番効くのかが分からず、止まってしまう。かつての私がまさにそうでした。子供3人の5人家族を1馬力で支える50歳の営業職として、やることが多すぎて後回しにし続けていたのです。

📋 この記事でわかること

  • 固定費を見直すときの、挫折しない”順番”
  • 我が家が通信・保険・サブスク・教育費で実際に削った金額
  • 一気に全部やると失敗する理由
  • 削って浮いたお金を”消さずに”残すコツ

📚 このシリーズの記事(固定費でNISA原資を作る)

ボーナスから原資を作る方法は こちらのシリーズで解説しています。

順番を間違えると、たいてい挫折する

固定費の見直しでよくある失敗が、「気合いを入れて一気に全部やろうとする」ことです。保険の見直しは書類が要る、通信は乗り換え手続きがある、サブスクは棚卸しが要る…と、同時に始めると手間で心が折れます。私も最初にやったときは、いちばん面倒な保険から手をつけて、途中で止まってしまいました。

💬 実際どうなのか

正解は「効果が大きく、手をつけやすいもの」から。早い段階で”浮いた実感”を得られると、次の見直しへのモチベーションが続きます。我が家の順番は、通信費 → 保険 → サブスク → 教育費でした。

① 通信費:まずここ。効果が大きく手をつけやすい

家族の人数が多いほど、通信費は”人数分”効きます。我が家は家族4回線をワイモバイルで使い、通話込みで毎月1万円近く払っていました。これを日本通信SIM(20GBで月1,390円・無料通話70分)に乗り換えたところ、実質月額が約11,000円から5,560円へ。毎月約5,440円、年間で6万円以上下がりました。手続きは一度きり。以降は何もしなくても毎月安いままです。

✅ 対策

まず家族分のスマホ明細をまとめて並べる。データ使用量が月20GB以下なら、格安SIMへの乗り換えが最短の一手。仕事で通信品質が要る人は、回線(ドコモ/au/ソフトバンク系)とのバランスで選ぶと失敗しません。

② 保険:金額が大きいので、次に効く

次が保険です。ここは金額が大きいぶん、一度の見直しで効果も大きい。我が家は思い切って、生命保険(掛け捨てを含む)に一切入らないという判断をしています。加入しているのは自動車保険と火災保険だけ。理由は、働き盛りのサラリーマンが亡くなる確率が高いのは「仕事中(=労災)」か「自動車事故(=自動車保険)」で、加えて遺族年金という公的保障もあるからです。

✅ 対策

「家族を守るため」で思考停止せず、”自分の場合どのリスクが公的保障や他の保険でカバー済みか”を棚卸しする。ただし労災のない自営業や公的保障の薄い働き方の人は事情が違うので、そこは各自の状況で判断を。

③ サブスク:痛みゼロで浮く

サブスクは”使っていないものを止めるだけ”なので、痛みゼロで浮きます。我が家は動画・音楽・アプリを一度すべて棚卸しして、残したのはYouTube Premiumのファミリープランだけ。月2,280円で、同じ住所の家族を管理者含め最大6人まで登録でき、全員が広告なしで動画も音楽も使えます。5人家族がこれ1本でまかなえました。

④ 教育費:最大級の重し。我が家はスタサプだけ

子育て世帯にとって、教育費は固定費の中でも最大級。ここで我が家は高額な塾にも私立にも通わせず、スタディサプリだけにしています。中学から使い続けて、今は高校生2人分。ベーシックは1人年21,780円なので、2人でも年約4万円・月約3,600円。同じ料金で英語・数学・国語・理科・地理歴史・公民・情報の7教科までカバーします。2人を塾に通わせれば月4〜6万円はかかるので、その差はまるごと家計に残ります。

ちなみに高校受験で私立高校をいくつも見学したとき、「うちの高校はスタサプを導入しています」とPRする学校が何校もありました。学校が正式採用するレベルの教材を、家庭でも同じ料金で使えるということです。

削減効果と手間の早見表

どれから手をつけるか迷ったら、「削減効果の大きさ」と「手間の軽さ」で見比べるのが早いです。我が家の実感をもとに、4つの固定費を一覧にしました。上から順にやると、少ない労力で大きな効果を積み上げられます。

固定費削減効果の目安手間頻度
① 通信費大(家族4回線で年6万円〜)中(乗り換え1回)一度きり
② 保険大(月1〜2万円規模)中〜大(判断が重い)一度きり
③ サブスク小〜中(月数百〜数千円)小(止めるだけ)棚卸し1回
④ 教育費特大(塾との差 月数万円)大(方針の見直し)継続判断
※金額は筆者家庭の実感ベース。家族構成・契約状況で変わります。

効果が特大なのは教育費ですが、方針の見直しが要るので最後に。逆に、手軽さで言えばサブスクが一番。そして「効果が大きく、手をつけやすい」のバランスが取れているのが通信費です。だから最初は通信費——という順番になります。まずは1つ、動かしてみてください。

⚠️ 以下に当てはまる方は慎重に検討してください

  • 通信品質が仕事に直結し、格安SIMの速度低下が致命的になる
  • 持病や家族構成の事情で、手厚い保障が今まさに必要
  • 対面での手厚い学習サポートが子どもに合っている

✔️ 以下の方に向いています

  • 家族が多く、通信費に削りしろがある
  • 不安で入っているだけの保障が混ざっている気がする
  • 浮いたお金を貯金で終わらせず、投資に回したい

浮いたお金を”消さずに”残すには

順番どおりに削れても、浮いたお金を財布に残しておくと、たいてい使ってしまいます。私も最初の月は、浮いた分が生活費に溶けて消えました。そこで、浮いたお金を先に投資へ自動で移す仕組みにしました。証券口座を作って毎月の自動積立を設定しておけば、削った固定費がそのまま将来の資産に変わっていきます。まずは”入れ物”だけ用意しておくのがコツです。

「何から削ればいいか分からない」という声

固定費の見直しで止まってしまう人の悩みは、驚くほど共通しています。知恵袋やSNSで見かける、リアルな声を挙げます。

「固定費を削れと言われても、通信・保険・サブスク…何から手をつければ一番効くのか分からない」

「一気にやろうとして挫折した。優先順位が知りたい」

「固定費を削って浮いたお金、結局使っちゃう。仕組みで投資に流したい」

(※知恵袋・家計相談メディアに繰り返し寄せられる相談を、筆者が要約した代表的な声です。出典:家計の見直しはどこから?(ほけんの窓口)ほか)

この3つの声は、そのまま「①順番が分からない ②一気にやって挫折する ③浮いたお金が消える」という3大つまずきを表しています。だからこそ、順番を決めて1つずつ、そして浮いたお金は仕組みで残す——これが遠回りに見えて一番の近道でした。

固定費の見直しでやりがちな3つの失敗

私自身がやってしまった失敗も含めて、つまずきやすいポイントを3つ挙げておきます。先に知っておくだけで、挫折の確率がぐっと下がります。

失敗①:いちばん面倒なものから始める。保険の見直しは書類も判断も重く、最初にやると心が折れます。まずは効果が大きくて手軽な通信費から。
失敗②:安さだけで選ぶ。通信費は仕事や生活に直結します。私は営業で外回りが多いので、料金だけでなく回線品質も見て選びました。安くしすぎて不便になれば、結局元に戻して二度手間です。
失敗③:浮いたお金を財布に残す。これが一番もったいない。浮いた分は、使う前に自動で積立や貯蓄へ移す設定にしておくべきでした。

よくある質問

Q. 全部を一度にやったほうが早いのでは?
A. おすすめしません。手続きが重なって挫折しやすいからです。1つ削って”浮いた実感”を得てから次へ進むほうが、結果的に最後までやりきれます。

Q. 保険を全部やめるのは不安です。
A. 全部やめる必要はありません。大事なのは「不安で入っている保障」と「本当に必要な保障」を分けること。公的保障(労災・遺族年金など)でカバーされている部分を確認すると、削れる範囲が見えてきます。

Q. 通信費の乗り換えは難しくないですか?
A. 昔よりかなり簡単です。MNPワンストップやeSIMに対応していれば、申し込みから開通まで最短当日で完了します。家族分もそれぞれ手続きするだけです。

1年でどれくらい変わる?我が家の合計

順番どおりに4つを見直すと、1年でどれくらい変わるのか。我が家のケースをざっくり合計してみます。通信費で年6万円以上、生命保険は元から持たないことで一般的な世帯と比べて年十数万円、教育費はスタサプ2人分で年4万円台に抑え、サブスクはファミリープラン1本に集約。細かな数字は家庭ごとに違いますが、”みんなが払っているもの”を一つずつ手放すだけで、年間で数十万円単位の差になっていました。

この差額を「ただ浮かせて使ってしまう」のか、「毎月の積立に回して将来の資産に変える」のかで、10年後・20年後の家計はまるで違ってきます。固定費の見直しは、単なる節約ではなく、将来のお金を作る”入口”なのだと、私は実感しています。まずは一番効く通信費から動かして、浮いたお金の”置き場所”を決めておきましょう。

補足すると、固定費の見直しは「一度やれば終わり」ではありません。年に一度、契約内容をざっと点検するだけで、料金プランの改定や新しい選択肢に合わせて、さらに無駄を削れることがあります。年末や年度替わりのタイミングで家計を見直す習慣をつけると、浮くお金は年々じわじわと増えていきます。手間をかけるのは最初だけ、あとは年1回の点検で十分です。

📝 まとめ

  1. 順番は「効果が大きく手をつけやすい通信費 → 保険 → サブスク → 教育費」
  2. 一気に全部やると挫折する。1つ削って”浮いた実感”を得てから次へ
  3. 我が家の実績:通信で年6万円減/生命保険ゼロ/スタサプ2人で年約4万円/サブスク1本
  4. 浮いたお金は自動積立で先に投資へ移し、消える前に残す

まずは通信費から。1つ動かせば、家計は確実に軽くなります。

子供3人の5人家族を1馬力で支える50代・営業職の会社員。「固定費削減 × 時短家電 × 資産運用」で暮らしの質(QOL)を高める工夫を、実体験ベースで発信しています。新NISA(松井証券)・iDeCoを運用中。副業にも取り組み、一次情報と自分で試した結果を数字で記録することを大切にしています。

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