【データ公開】電気代を3年間記録してわかったこと|市場連動型→固定単価型で年間総額はいくら変わったか

電気代3年分を本気で比較した結果、ピーク月で5,600円安くなったことを示すアイキャッチ画像 固定費削減

この記事で整理すること

  • 市場連動型プランから固定単価型プランに変えて、年間の電気代総額が実際いくら変わったか
  • 電気代がいちばん跳ね上がる「冬のピーク月」だけを切り出して比べるとどうなるか
  • 市場連動型プランで請求額が跳ね上がった月の内訳を、もう一度数字で振り返る
  • このデータから「契約プランの見直しを急いだほうがいい人」の見分け方

「新電力に乗り換えたら、本当に安くなるの?」

この疑問に対してよく見かけるのは、「わが家は安くなりました」という体験談。

でも、「年間でいくら変わったのか」「ピーク時の差はどれくらいなのか」まで数字で示してる記事は、意外と多くない。

わが家は、市場連動型プラン(ONEでんき フリープラン)を契約してた約1年と、そのあとに乗り換えた固定単価型プラン(下町でんき 下町電灯B)の直近2年分。

合計37ヶ月分の検針票を、すべて保存してた。

今回、2026年6月の値上げ報道をきっかけに、この3年分のデータを一度きちんと並べて比べてみた。

結論

  • 我が家では市場連動型から固定単価型へ変更後、月平均500〜1,300円安くなった
  • しかし本当に大きかったのは冬のピーク月で、使用量が多いのに約5,600円も安くなったこと
  • 市場連動型の「燃料費調整額」は1kWhあたり+35円にもなり得る一方、固定単価型ではマイナス(値引き)になることもある
  • 判断材料にすべきは「年間平均」ではなく「過去1年で一番高かった月」の内訳

年間総額で比較するといくら変わったのか

まずは、プランごとの「年間総額」と「月平均」を並べてみる。

期間プラン年間総額月平均
2022/5〜2023/6(13ヶ月)ONEでんき フリープラン(市場連動型)160,240円約12,326円
2024/6〜2025/5(12ヶ月)下町でんき 下町電灯B(固定単価型)131,958円約10,997円
2025/6〜2026/5(12ヶ月)下町でんき 下町電灯B(固定単価型)141,492円約11,791円

💬 実際どうなのか

月平均だけ見ると、市場連動型だったころ(約12,326円)に比べて、固定単価型に変えてからは約10,997〜11,791円。

月あたり500〜1,300円ほど安くなってる。

ただ正直、この差だけ見ると「劇的に安くなった」という規模じゃない。

家族の成長で使用量自体が増えてることを考えると、月平均の差はむしろ小さいくらい。

本当に効いてるのは、次の「冬のピーク月」の差。

✅ 対策

乗り換えを検討するときは、「平均でいくら安くなるか」だけじゃなく、過去1年分の検針票から「いちばん高かった月」を探して、その月だけを比べるのがおすすめ。

年間の差額は小さく見えても、ピーク月の差額が家計に与える気持ちの面・実際の面での負担は大きいから。

冬のピーク月だけで比較すると、差はもっとはっきりする

年間総額では大きな差に見えなかったプランのちがい。

でも、電気代が一年でいちばん高くなる「冬のピーク月」だけを切り出すと、状況はまったく変わる。

年月プラン使用量請求額
2022年12月分ONEでんき(市場連動型)–18,101円
2023年1月分ONEでんき(市場連動型)368kWh21,798円
2025年12月分下町でんき(固定単価型)–12,413円
2026年1月分下町でんき(固定単価型)489kWh16,184円

冬のピーク月の請求額比較(使用量はむしろ右側の方が多い)

市場連動型(2023年1月・368kWh)

21,798円

固定単価型(2026年1月・489kWh)

16,184円

※使用量は固定単価型の方が121kWh多いにもかかわらず、請求額は約5,600円安い

💬 実際どうなのか

2026年1月分(下町でんき、489kWh)は、2023年1月分(ONEでんき、368kWh)より使用量が121kWhも多い。

それなのに、請求額は16,184円と21,798円。
約5,600円も安くなってる。

使用量が増えてるのに請求額は下がってる。
これは「単価そのものの仕組みがちがう」ことの証拠。

年間の月平均では数百円〜千円程度の差でも、冬のピーク月だけ見ると5,000円以上の差になることがある。

3年分のデータを並べて、はじめてわかったことだった。

✅ 対策

手元の検針票で、直近1年のうち「請求額がいちばん高かった月」を確認してみよう。

その月の「使用量(kWh)」と「燃料費調整額」「電力量料金」の内訳を見て、請求額の増加が使用量によるものか、単価の変動によるものかを切り分けるのがポイント。

単価の変動による増加が大きいなら、プランそのものの見直しで改善できる余地がある。

市場連動型で何が起きたのか、もう一度数字で振り返る

わが家が市場連動型で月2万円超を経験した話

2023年1月分の請求額21,798円について、当時の検針票の内訳をもう一度見てみる。

項目金額
基本料金0円
電力量1段料金9,715円20銭
燃料費調整額13,013円95銭
再エネ発電促進賦課金1,269円
節電プログラム参加割引-2,200円
合計21,798円

💬 実際どうなのか

「燃料費調整額」だけで13,013円95銭。

電力量料金(9,715円20銭)より高い金額が、市場価格の変動で上乗せされてたことになる。

368kWhで割ると、燃料費調整額だけで1kWhあたり約35円。

一方、2026年1月分(下町でんき)の燃料費調整は「マイナス3,775円08銭」。
つまり値引きだった。

同じ「燃料費調整」という項目でも、プランによって+35円とマイナス7円台という、180度ちがう結果になりうる。

✅ 対策

契約中のプランが「市場連動型」かどうかは、検針票の「燃料費調整」や「市場価格調整額」の項目名と、その金額がプラスかマイナスかで判断できる。

プラスの金額が大きくて、しかも月によって変動が大きいなら、市場連動型の可能性が高い。

一度、過去半年〜1年分の検針票を並べて、この項目の金額がどれくらい動いてるかを確認してみよう。

⚠️ このデータから見て、確認を急いだほうがいい人

  • 過去の検針票を見返したことがなくて、冬のピーク月の請求額を把握してない
  • 「燃料費調整」「市場価格調整額」の欄がプラスで、しかも月によって金額が大きく変動してる
  • 家族構成の変化(子供の成長など)で使用量が増えてるのに、契約プランは何年も見直してない
  • 年間総額の平均だけで「うちは大丈夫」と判断してしまってる

✔️ 今のままで大きな心配がいらない人

  • もう固定単価型のプランで、冬のピーク月の請求額も大きな変動がない
  • 過去の検針票を比較済みで、増えた要因が制度要因(再エネ賦課金など)の範囲内に収まってる
  • 使用量・請求額ともに、前年と大きく変わってない

この3年分の記録をつけてて、いちばん「効いてる」と感じたのは、単価そのものより制度側の変更だった。

2026年6月の値上げの正体はこちら。

まとめ|「平均」より「ピーク月」を見ると判断材料になる

3年分・37ヶ月分の検針票を並べてみてわかったのは、「年間の月平均」だけを見てると、プラン間の本当の差は見えにくいということ。

わが家の場合、年間総額の差は月あたり数百円〜1,300円程度。

でも冬のピーク月だけを比べると、使用量が多いのに、請求額は5,600円も安くなってた。

最後に

  1. 年間の月平均で比べると、市場連動型と固定単価型の差は月500〜1,300円程度と、意外と小さい
  2. でも冬のピーク月だけで比べると、使用量が多い固定単価型のほうが約5,600円安いという逆転が起きた
  3. 市場連動型プランの「燃料費調整額」は1kWhあたり+35円にもなりうる一方、固定単価型ではマイナス(値引き)になることもある
  4. 判断材料にすべきは「年間平均」じゃなく「過去1年でいちばん高かった月」の内訳

過去の検針票を比べてみて「ピーク月の差が大きい」と感じたら、プランの見直しを検討する価値がある。

見直して浮いたお金は、使い切らずにNISAやiDeCoでの資産形成に回す。

そうすれば、値上げに負けない家計の土台を作れる。

わが家が次に見直した固定費

電気代のプラン見直しで月500〜1,300円、ピーク月では約5,600円の差が出ることがわかった。

なので、そのあと電気代以外の固定費も、同じように検針票・明細を並べて見直した。

なかでも効果が大きかったのが、通信費と保険、そして見直して浮いたお金の置き場所としてのNISA。

  • 通信費・サブスクなどの固定費全体の見直し方
  • 生命保険・医療保険を持たないと決めた理由
  • 見直して浮いたお金をNISA・iDeCoに回す際の判断基準

子供3人の5人家族を1馬力で支える50代・営業職の会社員。「固定費削減 × 時短家電 × 資産運用」で暮らしの質(QOL)を高める工夫を、実体験ベースで発信しています。新NISA(松井証券)・iDeCoを運用中。副業にも取り組み、一次情報と自分で試した結果を数字で記録することを大切にしています。

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