40代からNISAを始めるのは遅い?46歳まで投資経験ゼロだった50歳が、4年後の実績で答えます

46歳から新NISAを始めて投資額330万円が評価487.6万円になった実績 資産運用・節税

📋 この記事でわかること

  • 「40代・50代からNISAは遅い」が本当かどうか(結論:遅くない理由をデータで)
  • 46歳まで投資経験ゼロだった筆者の、4年間のリアルな実績と失敗しかけた場面
  • 月1万円・3万円を20年積み立てた場合のシミュレーション
  • NISAが怖いと感じる正体と、「何もしないこと」のリスク
  • やめたほうがいい人・向いている人と、現実的な始め方

「40代から投資って、もう遅いんじゃないか…」

正直、私もずっとそう思っていました。私が初めて投資信託を買ったのは2020年、46歳のときです。それまで投資経験はゼロ。証券口座すら持っていませんでした。

  • お金が減るのが怖い
  • 今さら始めても意味がない気がする
  • そもそも何から始めればいいかわからない
  • 子どもの教育費もあるのに、投資なんてできない

こんな悩みを抱えたまま、何年も「いつか始めよう」と先延ばしにしてきました。子供3人を1馬力で養う営業職の会社員に、失っていいお金なんて1円もなかったからです。

でも、あるとき気づいたんです。「やらないリスク」の方が、実はずっと大きかったのだと。

この記事では、46歳まで投資経験ゼロだった私が「なぜ今すぐNISAを始めるべきだと感じたのか」を、50歳になった現在の実績数値と体験をもとに正直にお伝えします。

📚 このシリーズの記事(40代からの新NISA入門)

【はじめに編】40代からNISAは遅い?始める後押し(今読んでいる記事)
【証券会社編】楽天・SBI・松井の選び方
【手順編】松井証券で新NISAを始める方法
【体験談編】40代が松井証券で始めた理由

40代・50代からNISAを始めるのは遅い?結論:むしろ今がベストタイミング

まず結論からお伝えします。

40代・50代からの投資は「遅い」のではなく、「現実的にちょうどいいタイミング」です。

金融庁のデータによると、新NISAの口座開設者は40〜60代が全体の半数以上を占めています。「40代でNISAを始める人」はすでに多数派です。そして40代・50代ならではの強みが3つあります。

  • 収入が安定している(20代・30代より余裕資金を作りやすい)
  • 支出のコントロールができる(生活費の見通しが立てやすい)
  • 将来の不安がリアルに見えている(老後資金の必要性を実感できる)

20代は収入が低くて余裕資金を作りにくい、30代は子育てや住宅購入で出費が多い。それに比べて40代以降は「目的を持って投資できる」という点で、むしろ有利な面も多いのです。

【実録】46歳で始めた私の4年間|投資額330万円→評価487.6万円になった経過

「遅くない」と言葉で言われても信じられないと思うので、私自身の数字を出します。

時期出来事
2020年(46歳)緊急事態宣言で家計を見直し、投資信託を初購入。買付ボタンを押す指が震えていたのを今でも覚えています
2024年1月(48歳)新NISA開始と同時に積立開始。毎月5万円+年初にボーナスから60万円
2025年3月末1回目の急落。含み益が+7.8%まで縮小。それでも売らず積立継続
2026年3月末2回目の急落。+16.3%まで縮小。売らず継続
2026年6月末(50歳)投資額330万円→評価額487.6万円(+157.6万円/+47.8%)

46歳スタートでも、2年半の新NISA積立で+150万円を超える含み益になりました。もちろん相場次第でこの数字は上下しますし、この間に「評価額が数十万円単位で減る月」を2回経験しています。それでも売らずに続けられたのは、才能でもメンタルの強さでもなく、次の2つを最初に決めていたからです。

💬 実際どうなのか(急落のとき何を考えていたか)

2025年3月末、含み益が+30%台から+7.8%まで縮んだときは、正直スマホを見るたびに胃が重くなりました。それでも積立を止めなかったのは「これは60歳以降に使うお金で、今の生活費は固定費削減で守られている」と分けて考えられたからです。生活費と投資資金の財布が混ざっていたら、たぶん狼狽して売っていたと思います。

✅ 対策(続けるために先に決めておくこと)

①「このお金は◯年使わない」と期限を決める(私は60歳以降と決めています)②積立額は「固定費を削って浮いた分」から出す=生活水準を下げずに続けられる金額にする。私の場合、通信費と保険の見直しで月2万円以上の原資を作ってから始めたので、急落時も「生活は痛まない」と言い聞かせることができました。

40代がNISAを始めたら、実際いくら増える?【シミュレーション】

次に、一般的な利回りでのシミュレーションです。私のような集中投資ではなく、標準的なインデックス投資(利回り5%想定)で計算します。

毎月の積立額期間(40歳〜60歳)元本合計運用後の資産利益(非課税)
10,000円20年240万円約411万円約171万円
30,000円20年720万円約1,233万円約513万円

新NISAは運用益が非課税なので、通常の課税口座と比べて利益の約20%分が丸ごと手元に残ります。月3万円の積立なら、20年後に500万円以上の利益が非課税になる計算です。「老後2,000万円問題」の大部分を、月3万円の積立でカバーできる可能性があるということです。

新NISAが「怖い」と感じる理由とその正体

とはいえ、「怖い」と感じるのは全く自然なことです。よくある不安はこのあたりだと思います。

  • 元本割れが怖い
  • 損したら取り返せないのでは?
  • SNSで「損した」という声を見て不安になる
  • 難しそうで、自分には無理な気がする

ここで一つ重要な事実があります。「短期で結果を出そうとするから怖くなる」ということです。

新NISAは本来、長期運用を前提にした制度です。金融庁の資料では、20年以上の長期・積立・分散投資を続けた場合、過去のほぼすべての期間でプラスのリターンが得られたと示されています。SNSで見かける「損した」という声の多くは、短期売買や高値での一括投資のケースで、積立での長期運用とは根本的に別の話です。私自身、急落を2回くらいましたが、「売らなければ確定しない」を実践できた結果が先ほどの+47.8%です。

実は一番のリスクは「何もしないこと」

ここが、この記事で一番お伝えしたいことです。投資をしない最大のリスクは、お金が実質的に目減りしていくことです。

銀行の普通預金金利は現在0.02〜0.1%程度。一方で、日本の物価上昇率は2〜3%台が続いています。つまり、銀行に預けたまま=毎年2〜3%ずつお金の価値が下がっている状態。100万円が、10年後には実質90万円以下の購買力になっている可能性があります。

私も2020年までは貯金残高をほとんど意識せず、「退職まで惰性で生活できればいい」くらいの感覚でした。「投資が怖い」という気持ちは本当によくわかります。でも、「何もしないことのリスク」に気づいてからは、怖さの種類が変わりました。

NISAとiDeCo、どちらを優先すべき?【私はNISA一本です】

「NISAとiDeCoはどっちがいいの?」という疑問もよく聞かれます。簡単に整理するとこうなります。

比較項目NISAiDeCo
引き出しいつでも可能原則60歳まで不可
節税メリット運用益が非課税掛金が所得控除になる
向いている人柔軟に使いたい人老後まで確実に積み立てたい人

私はNISA一本にしています。理由は、iDeCoは60歳まで資金がロックされるからです。子供3人の教育費がこれから本格化する我が家では、「いざとなればいつでも引き出せる」という選択肢の価値が、iDeCoの所得控除メリットより大きいと判断しました。ここは家庭の状況で答えが変わるところなので、「みんなやってるから」で決めず、引き出せないことを許容できるかで判断するのがおすすめです。

40代・50代の実例をもっと見たい方へ

「46歳からでも間に合った」という私の投資遍歴は、失敗談も含めて別記事に詳しくまとめています。2022年の大暴落で資産が6割溶けた経験も、包み隠さず書きました。

40代からのNISA、どの証券会社がおすすめ?

証券口座選びで悩む方はとても多いです。初心者の方は以下の3点を基準にするのがおすすめです。

  • 操作が迷わずシンプルか(アプリや画面が使いやすいか)
  • サポートが充実しているか(困ったときに相談できるか)
  • 低コストの投資信託が揃っているか(長期で効いてくる)

私が最終的に選んだのは松井証券でした。アプリの操作で迷わないこと、電話サポートの評価が高いこと、そして投信残高に応じたポイントが毎月もらえることが決め手です。実際、私の口座ではこのポイントの自動再投資だけで約8.8万円分の投資信託が育っています(2026年7月時点・現金拠出ゼロ)。詳しい比較は楽天証券・SBI証券・松井証券の比較記事松井証券で始めた体験談にまとめています。

⚠️ 以下に当てはまる方は慎重に検討してください

  • 生活費3〜6ヶ月分の生活防衛資金がまだない方(先に貯金が優先です)
  • 1〜2年以内に使う予定のお金を投資に回そうとしている方(短期は元本割れリスクが高い)
  • 「すぐ儲かる」ことを期待している方(NISAは10年単位の制度です)
  • 借金やリボ払いの返済が残っている方(返済が先。利息はどんな利回りより高くつきます)

✔️ 以下の方に向いています

  • 40代・50代で「今からでは遅いのでは」と何年も足踏みしている方
  • 銀行預金だけで、物価上昇にモヤモヤしている方
  • 月1万円程度なら固定費の見直しで捻出できそうな方
  • 教育費や急な出費に備えて「引き出せる自由」を残したい方(←iDeCoよりNISA向き)

40代でもできる現実的な始め方(無理しないのがコツ)

「投資をしたいけど、まとまったお金がない…」という方も大丈夫です。月1万円からでも十分に始められます。月1万円なら、固定費の見直しで捻出できることが多いです。

  • 使っていないサブスクを1〜2本解約(月2,000〜3,000円)
  • スマホ料金を格安SIMに変更(月3,000〜5,000円の節約)
  • 保険の見直し(月5,000〜10,000円の節約になるケースも)

我が家も、家族のスマホを格安SIMにして、サブスクをYouTube Premium1本に絞ることで投資原資を作りました。生活水準はほぼ下げていません。重要なのは「完璧を目指さないこと」。最初から毎月5万円積み立てる必要はありません。1万円からでいい。大事なのは「始めること」です。ボーナスの配分ルールは50歳が「冬のボーナスから60万円」と決めた話に書いています。

じゃあ結局、何から始めればいいの?

ここまで読んで「で、具体的に何をすればいいの?」と思った方へ。答えはシンプルです。

① NISA口座を開設する(これだけでOK)

積立設定や銘柄選びは、あとからゆっくりで問題ありません。まずは「始められる状態を作ること」が一番大切です。口座開設は無料で、スマホで完結します。私のときは申込みから数日で開設できました。46歳の私が買付ボタンを押すまでに一番時間がかかったのは、実は「口座を作るかどうか迷っていた期間」でした。迷っている間は、複利は1円も働いてくれません。

📝 まとめ

  1. 40代・50代からのNISAは遅くない。口座開設者の半数以上は40〜60代
  2. 46歳・投資経験ゼロで始めた筆者も、2年半の新NISA積立で+47.8%(330万→487.6万円)
  3. 急落は2回来た。それでも「使う時期を決めて」「固定費から原資を作って」いれば続けられる
  4. 一番のリスクは「何もしないこと」。預金は物価上昇で毎年実質目減りしている
  5. 最初の一歩は口座開設だけ。積立設定も銘柄選びも後からでいい

「遅いかどうか」を考えていた時間が、私にとって一番の損失でした。50歳の私から4年前の自分に言えるのは「迷う時間を口座開設に使え」の一言です。

子供3人の5人家族を1馬力で支える50代・営業職の会社員。「固定費削減 × 時短家電 × 資産運用」で暮らしの質(QOL)を高める工夫を、実体験ベースで発信しています。新NISA(松井証券)・iDeCoを運用中。副業にも取り組み、一次情報と自分で試した結果を数字で記録することを大切にしています。

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