固定費を見直して、毎月いくらか浮かせられた。あとはこのお金を”消える前に”投資へ回すだけ——そう決めたあなたへ。この記事は、子供3人・1馬力の50歳の私が、固定費で作った原資で新NISAを始めたときの具体的な設定手順を、そのままなぞれる形でまとめたものです。月5千円のような少額からでも、仕組みにしてしまえば続きます。
📋 この記事でわかること
- 浮いた固定費で新NISAを始める具体的な手順(口座開設〜積立設定)
- 少額(月5千円〜)でも”消えないお金”にする自動化のやり方
- クレカ積立とボーナス設定の使い分け
- 始める前に確認しておくべき注意点
📚 このシリーズの記事(固定費でNISA原資を作る)
- 【きっかけ編】「余裕がない」を固定費で解決
- 【手順編】固定費を削る順番
- 【設定編】浮いた固定費で少額スタート(今読んでいる記事)
- 【実録編】固定費を削って全額NISAへ
ボーナスから原資を作る方法は こちらのシリーズで解説しています。
全体の流れ(4ステップ)
やることはシンプルで、次の4ステップです。順番に進めれば、あとは自動で積み上がる状態になります。
| STEP | やること | 所要時間 |
|---|---|---|
| ① | 証券口座を開設する(スマホで完結) | 約10分+審査 |
| ② | クレカ積立を設定する(毎月の額を決める) | 約5分 |
| ③ | 固定費の削減額を積立額に反映する | 約5分 |
| ④ | (余裕があれば)ボーナス設定を追加する | 約5分 |
STEP① 口座開設(スマホで約10分)
まずは証券口座を開きます。私は松井証券を使っていますが、スマホで申し込み、マイナンバーカードを撮影するだけ。新NISA口座も同時に申し込めます。ここでのポイントは、「原資が完璧にそろってから」ではなく「先に入れ物を作る」こと。口座があると、削った固定費を”入れる場所”が決まり、行動が一気に進みます。
💡 ポイント
口座開設には審査で数日かかることがあります。「やろう」と思った今日のうちに申し込んでおくと、原資が用意できたタイミングですぐ積立を始められます。
STEP② クレカ積立を設定(約5分)
口座ができたら、毎月の積立をクレジットカード払いで設定します。クレカ積立にする理由は2つ。ポイントが付くので現金積立より有利なこと、そして「毎月自分で入金する手間」がなくなり、意志の力に頼らず続けられることです。金額は無理のない範囲でOK。私は毎月5万円で設定していますが、最初は5千円でも1万円でもかまいません。大事なのは”止めない金額”にすることです。
✅ おすすめの理由
給料が入る→生活費を使う→余ったら積立、の順番だと、私の家計では永遠に余りませんでした。クレカ積立で「先に積立へ回る」順番に固定すると、迷う余地がなくなり、勝手に積み上がります。
STEP③ 固定費の削減額を積立に反映する
ここがこのクラスタの肝です。固定費を見直して浮いた金額を、そのまま積立額に上乗せします。例えば我が家は、家族4回線の通信費を日本通信SIMに変えて月約5,440円、サブスクの整理などを合わせると、毎月それなりの額が浮きました。この”浮いた分”を積立額に反映すると、生活を圧迫せずに積立額を増やせます。浮いたお金を財布に残さないことが、続ける最大のコツです。
STEP④ 余裕があればボーナス設定を追加
毎月のクレカ積立に慣れてきたら、ボーナス月の増額設定を足すと、年間の投資額を無理なく引き上げられます。私は「毎月5万円+冬のボーナスから60万円を年初に」というルールにしています。夏より冬のボーナスが多い会社なので、余裕のある冬から取り分けておき、年明けにまとめて入れる形です。ここは無理をせず、家計に余裕が出てからで十分です。
どのファンドを選べばいい?
設定と並んで多いのが「何を積み立てればいいのか」という悩みです。結論から言うと、初めての1本は全世界株式(オルカン)やS&P500といった”分散の効いたインデックスファンド”が無難です。理由は、値動きが比較的おだやかで、下がっても淡々と続けやすいから。少額でコツコツ積み立てるなら、まずはこの王道でまったく問題ありません。
参考までに、私自身が積み立てているのはFANG+という米国ハイテク集中型のファンドです。ただしこれは、家賃や固定費を最小限に抑えて”守り”を固めているからこそ選べた、値動きの荒い攻めの選択です。実際、評価益が3分の1近くまで縮む急落を2年半で2回経験しています。それでも売らずに済んだのは、生活費と教育費を現金で別に確保していて、投資側が多少荒れても暮らしが揺らがない設計にしていたからです。集中型は誰にでも勧められるものではないので、まずは分散型から、というのが正直なアドバイスです。
💡 ポイント
ファンドは後から変更・追加もできます。「完璧な1本」を探して立ち止まるより、まず王道の分散型で積立を”動かし始める”ほうが、時間を味方につけられます。
始める前に確認しておきたい3つのこと
勢いで始めて後悔しないために、設定の前にこの3つだけは確認しておいてください。どれも、私が実際に線引きしていることです。
- 生活防衛資金:生活費の半年〜1年分を、投資とは別に現金で確保できているか
- 使う予定のお金と分ける:3年以内に使う学費・車検などは、NISAに入れず現金で持つ
- 止められる金額にする:毎月の積立額は「これなら来月も再来月も続く」と思える額から始める
この3つさえ押さえておけば、途中で相場が下がっても慌てて売る必要がなくなります。私が2回の急落を売らずに乗り切れたのも、この線引きを先にしていたからでした。
⚠️ 注意点・デメリット
- 元本保証はありません。値動きで一時的に評価額が下がることがあります
- 生活防衛資金(生活費の半年〜1年分)は、投資より先に現金で確保する
- 3年以内に使う予定のお金(学費・車検など)は入れない
- ファンド選びは値動きの大きさもチェック。初めての1本は分散型が無難
✔️ こんな人におすすめ
- 固定費を見直して、毎月いくらか浮かせられた
- 少額でもいいから、消える前に投資に回したい
- 毎月の入金を忘れそう/続けられるか不安
よくある質問
Q. 月5千円でも意味はありますか?
A. あります。新NISAのつみたて枠は少額でも始められ、家計に余裕ができたら増額・一時停止も自由です。まず仕組みを作り、固定費で原資を育てていくのが現実的です。
Q. 積立の途中で家計が苦しくなったら?
A. 積立設定はいつでも減額・停止できます。売らずに積立額だけ調整すれば、それまで積み上げた分はそのまま運用が続きます。
Q. クレカ積立とボーナス設定、両方やらないとダメですか?
A. いいえ。まずはクレカ積立だけで十分です。ボーナス設定は年間の投資額を増やしたくなってからで構いません。私も最初は毎月の積立だけで、ボーナス設定は後から足しました。
Q. 口座はどこで作るのがいいですか?
A. クレカ積立ができてポイントが貯まるネット証券なら、大きな失敗はありません。私は松井証券を使っていますが、楽天証券・SBI証券なども同様にクレカ積立に対応しています。すでに使っているサービス(楽天経済圏など)があれば、それに合わせるとポイントが貯まりやすいです。
始めたあとに「やってはいけない」3つのこと
設定を終えたら、あとは基本的に”ほったらかし”でOKです。ただし、続けるうえで避けたほうがいいことが3つあります。私が2年半で身につけた、シンプルな心構えです。
① 下がったからと売らない。相場は必ず上下します。私も評価益が3分の1近くまで縮む急落を2回経験しましたが、売らずに続けたからこそ回復を取り切れました。売った瞬間に、下落は”確定した損”に変わります。
② 苦しくても、いきなり全部止めない。家計が厳しいときは、止めるのではなく減額で調整します。ゼロにすると再開のハードルが上がり、習慣が途切れます。
③ 画面を見すぎない。毎日残高をチェックすると、値動きに心を削られて続きません。私は「インデックスは貯金代わり」と考えて、月に一度見るかどうかにしています。
この3つを”始める前に”決めておくだけで、相場が荒れても淡々と続けられます。手順そのものよりも、実はこの心構えのほうが、10年続けられるかどうかを分けると感じています。
設定が終わったら、あとは”時間”が働いてくれる
ここまでの設定が終わったら、正直、やることはほとんどありません。あとは時間が味方になってくれます。積立投資は、金額の大きさよりも「どれだけ長く続けたか」が効いてくる世界です。毎月の積立を自動化し、下がっても淡々と続けるだけで、複利の効果が少しずつ積み上がっていきます。私が2年半で投資額330万円を評価額487万円まで伸ばせたのも、特別なことをしたからではなく、設定して”ほったらかした”からでした。
だからこそ、完璧を目指して立ち止まるより、少額でもいいので”今日、口座を申し込む”ことが何よりの近道です。始めるのが早いほど、時間という最大の武器を長く使えます。固定費で作った原資を、ぜひ今日から動かし始めてください。1年後・5年後にいちばん差がつくのは、金額よりも「いつ始めたか」です。
もし途中で分からなくなっても、心配はいりません。証券会社の公式サイトには設定手順のガイドが用意されていますし、積立の金額やファンドは後からいつでも変更できます。最初から完璧にやろうとせず、「まず口座、次にクレカ積立」の2つだけ動かせば十分。あとは走りながら整えていけばいいのです。行動のハードルを下げることが、続けるうえで何より大切でした。
📝 まとめ
- まず口座(入れ物)を作る。原資が完璧にそろう前でいい
- クレカ積立で”先に積立へ回る”順番に固定する
- 固定費の削減額を積立に反映し、浮いたお金を財布に残さない
- 慣れたらボーナス設定で年間額を無理なく増やす
少額でも、仕組みにすれば続きます。今日できるのは、口座の申し込みまでです。



コメント