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✅ この記事はこんな人に向けて書いてる
- 新NISAを始めたいけど、楽天証券・SBI証券・松井証券のどれにすればいいか迷っている
- 違いがよくわからないまま、なんとなく選ぼうとしている
- 初心者でも失敗しない証券会社の選び方を知りたい
新NISAを始めようと調べると、必ず出てくる3社がある。
楽天証券・SBI証券・松井証券。
どれも「おすすめ」と書かれてて、正直どれが自分に合ってるのかわからない……
そんな状態で止まってない?
この記事では、「投資のことよくわからない40代」目線で3社を比較した。
スペックの羅列じゃなく、「どんな人がどの会社を選べばいいか」が中心。
📚 このシリーズの記事(40代からの新NISA入門)
- 【はじめに編】40代からNISAは遅い?始める後押し
- 【証券会社編】楽天・SBI・松井の選び方(今読んでいる記事)
- 【手順編】松井証券で新NISAを始める方法
- 【体験談編】40代が松井証券で始めた理由
iDeCoとの使い分けはこちらのシリーズで解説してる。
📋 この記事でわかること
- SBI証券と松井証券、2社に絞るならどちらか(同じFANG+で還元率が6.4倍違う)
- 松井証券と楽天証券なら、どこで判断が分かれるか
- 4社すべてに口座を開いた50歳が、NISAだけ松井に置いてる理由と実績
- 正直な話:クレカ積立のポイントだけで比べると、松井は負ける
- すでに別の会社で始めてる人が、変えるべきかどうかの判断材料
先に書いておくと、この記事は「始めるかどうか」を迷ってる人向けじゃない。
2社まで絞り込んだ時点で、もう始めることは決めてるはず。
残ってるのは、どっちに口座を作るかだけ。
だから、比較の前提をひっくり返すような話はしない。
判断に必要な数字と、選び方の基準だけを並べる。
この比較は、4社すべてに口座を開いたうえで書いてる
先に立場を明かしておく。
横浜市在住、50歳の営業職。子供3人を1馬力で養う会社員。
2020年に投資を始めてから、松井証券・SBI証券・楽天証券・auカブコム(現・三菱UFJ eスマート証券)の4社すべてに口座を持ってきた。
今も4社とも生きてる。
よくある比較記事との違いはここ。
公式サイトのスペックを並べ替えたんじゃなく、4つとも自分で開いて、同じように放置してみた結果を書いてる。
そして、新NISAは松井証券に置いてる。
💬 4社を放置してわかったこと
取引画面の使いやすさや取扱銘柄数は、正直どこを選んでも大差ない。
最初の1か月で慣れる。
差がついたのは、放置してるあいだに勝手に増えるかどうかだった。
くわしくは後半の「本当に効く3つ」に書く。
結論:迷ったらこの2択でOK
初心者でシンプルに始めたいなら → 松井証券
ポイントや経済圏を最大化したいなら → SBI証券
楽天証券も有力だけど、今回比較した中では上記2つのどっちかを選べば失敗しない。
【比較表】楽天・SBI・松井証券の違いを一覧で確認
まず、3社の主な違いをざっと確認しよう。
| 比較項目 | 楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 |
|---|---|---|---|
| 初心者の使いやすさ | ◎ | △(機能多すぎ) | ◎(シンプル) |
| クレカ積立 | 楽天カード | 三井住友カード(NL) Olive | JCBカード |
| 投信保有ポイント | 楽天ポイント | Vポイント (PayPayと連携) | 松井証券ポイント (高還元) |
| 取扱銘柄数 | 多い | 最多クラス | やや少なめ(主要銘柄は網羅) |
| サポート体制 | ○ | ○ | ◎(電話・チャット充実) |
| 経済圏 | 楽天市場 楽天モバイル | Yahoo!ショッピング ソフトバンク | Amazon (一部JCBカードでポイントアップ) |
| 銀行 | 楽天銀行 | 三井住友銀行 | MATSUI Bank |
| アプリの見やすさ | ◎ | △(慣れが必要) | ◎ |
どれを選ぶべきか迷ったら
楽天ユーザー → 楽天証券
とにかくシンプルに始めたい → 松井証券
ポイント・経済圏をフル活用したい → SBI証券
初心者で迷ってる人は、まずは松井証券からでOK👇
表に1行だけ足しておく。
すでに他社で投資信託を持ってて、あとから引っ越しさせたい人は、ここを見てほしい。
| 他社から移してくるとき | 出ていく側の会社が1銘柄あたり3,300円前後を取ります。受け入れ側がこれを負担してくれる制度を用意している場合がありますが、申請しないと戻りません |
楽天証券とマネックス証券の両方から松井証券へ、合計4銘柄を移してる。
そのとき払った金額と、戻ってくるまでに何をしたかは、話が長くなるので別の記事に書いた。
そのとき払った金額と手続きの全記録はこっち。
※公式サイトへ移動します
スペック表より、この1枚のほうが差がわかる|投信保有ポイント
比較表を見ても決められない最大の理由は、どこも「無料」で「主要な商品は買える」から。
手数料が横並びなら、差がつくのは別のところになる。
4社を使って一番差を感じたのが、投信保有ポイント。
投資信託を持ってるだけで、毎月もらえるポイントのこと。
| 証券会社 | 還元率(最低〜最高) | NISA | iDeCo | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 松井証券 | 0.0175%〜1.0% | ○ | ○ | 全銘柄対象。毎月の手動エントリーが必須 |
| SBI証券 | 0.0175%〜0.25% | ○ | × | ほぼ全銘柄。自動付与。ポイントを5種から選べる |
| マネックス証券 | 0%〜0.26% | ○ | × | ほぼ全銘柄。dポイントでも受け取れる |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 0.005%〜0.24% | ○ | × | 低コストインデックスは一律0.005% |
| 楽天証券 | 0%〜0.053% | ○ | × | 「楽天・プラス」以外は対象外。オルカンはゼロ |
💡 ポイント
この差は「買うとき」じゃなく、「持ってるあいだ」に毎月つく。
買付手数料はどこも無料だから、比較しても差は出ない。
でも保有ポイントは、残高が大きくなるほど金額差が開く。
自分の場合、24か月分の明細を並べたら6.4倍の差になってた。
ただし、この表を誤読しないでほしい
オルカンやS&P500を1本だけ積み立てるつもりなら、松井もSBIもマネックスも横並び(オルカンはいずれも0.0175%)。
ここでは差がつかない。
楽天だけが対象外でゼロになる、というのが唯一の注意点。
差がつくのは、信託報酬がそれなりに高い商品を持つ場合。
自分が新NISAで持ってるiFreeNEXT FANG+で比べると、こうなる。
| iFreeNEXT FANG+インデックスの還元率 | 年率 | 500万円を1年持った場合 |
|---|---|---|
| 松井証券 | 0.32% | 約16,000pt |
| SBI証券 | 0.05% | 約2,500pt |
同じ商品を同じ額だけ持ってても、松井とSBIで6倍以上の差がつく。
松井の上限が1.0%、SBIの上限が0.25%という設計のちがいが、そのまま出てる形。
✅ だから選び方はこうなる
①これから買う商品を先に決める → ②その商品の還元率が高いところを選ぶ、という順番。
逆にしちゃいけない。
ポイント目当てで信託報酬の高い商品を選べば、還元されても差し引きで損をする。
① 松井証券|「迷わず始めたい」初心者に一番向いている
正直に言うと、一番おすすめしたいのは松井証券。
理由はシンプルで、「初心者が最初に感じる不安や迷いが少ない」から。
松井証券が向いている人
- 投資の知識がなくて、難しいことはしたくない
- とにかく早く口座を開いて積立を始めたい
- 困ったときにすぐ電話で聞けるサポートが欲しい
- 楽天・PayPay経済圏にはこだわっていない
松井証券の口座開設は、スマホで完結。
申込みから審査完了まで数日〜1週間ほどで、難しい手続きはない。
それに、保有してる投資信託の残高に応じてポイントが貯まる「投信残高ポイントサービス」は、3社の中でも水準が高い。
長期積立との相性は抜群。
ひとつ補足しておく。
「ポイント還元ならSBI」というのは、オルカンやS&P500のような超低コストのインデックスに限った話。
信託報酬がそれなりに高い商品だと逆転する。
たとえばiFreeNEXT FANG+の投信保有ポイントは、松井0.32%に対してSBIは0.05%で、6倍以上の差がある(2026年8月時点)。
自分の実績も含めて、別記事に書いた。
✅ おすすめの理由
4社のうちここをNISAのメインにしたのは、機能が多いからじゃない。
「毎月なにもしなくても、持ってるだけで還元が積み上がる」という一点。
クレカ積立をしてない自分みたいな使い方だと、この一点が2年8か月で効いてきた。
② SBI証券|ポイント還元を最大化したい人向け
SBI証券は、クレカ積立のポイント還元率が業界トップクラス。
三井住友カード(NL)を使えば、最大3%のVポイントが貯まる。
SBI証券が向いている人
- 三井住友カード・PayPayをすでに使っている
- 積立のポイント還元率を最優先にしたい
- 機能が多くてもある程度使いこなせる自信がある
取扱銘柄数は業界トップクラスで、投資に慣れてきてからも長く使い続けられる会社。
ただ、初心者にとっては画面の情報量が多く、最初は何をどこで操作すればいいかわかりにくいという声も多い。
③ 楽天証券|楽天経済圏ユーザーにはコスパ最高
楽天証券は、楽天市場・楽天カードをすでに使ってる人にとってメリットが大きい選択肢。
楽天証券が向いている人
- 楽天市場・楽天カードを日常的に使っている
- 楽天ポイントをNISAの積立に使いたい
- 投資初心者だが、楽天のアプリなら使いやすそうと感じる
楽天カードによる積立でポイントが貯まって、そのポイントを積立に充当することもできる。
楽天経済圏をすでに使ってる人には、相性のいい会社。
ただ、以前と比べてポイント還元の一部改定が行われてて、「以前より少しメリットが下がった」という声もある。
楽天ユーザー以外には、積極的に選ぶ理由は少ないかも。
⚠️ 正直に言う|3社で「投資結果」はほぼ変わらない
どの証券会社を選んでも、eMAXIS Slim オール・カントリーなど主要なインデックスファンドは同じものが買える。
手数料(売買手数料)も3社ともゼロ。
信託報酬もファンドで決まるから、証券会社では変わらない。
「完璧な1社を見つけてから始めよう」と考え続けるより、どれかで始めてしまうことのほうが、長期的には圧倒的に重要。
実際に自分も楽天証券やSBI証券と比較したけど、操作のシンプルさと迷わず使える点で松井証券を選んだ。
証券口座選びで迷ってる人は、自分が松井証券で新NISAを始めた体験談も参考になるはず。
SBI証券と松井証券、2社に絞ったらどっちがいい?
4社の話をしてきたけど、実際に最後まで迷うのはたいていこの2社。
自分が持ってる投資信託の還元率を一度でも調べた人なら、もう薄々気づいてるはず。
同じ商品を持ってても、置き場所で戻ってくる額が違う。
じゃあ、どっちを選ぶべきか。
結論から言うと、分かれ目は1つだけ。
「持ってるだけでもらうか、積み立てるときにもらうか」。
この2社は、ポイントを配る場所が違う。
| 比べる場所 | 松井証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| 持っているだけ(iFreeNEXT FANG+) | 年0.32% | 年0.05% |
| 持っているだけ(eMAXIS Slim 全世界株式) | 年0.0175% | 年0.0175% |
| 還元率の上限 | 年1.0% | 年0.25% |
| クレカ積立(年会費無料カード) | 最大1.0%(JCB) | 0.5%(三井住友NL) |
| クレカ積立(上位カード) | — | 2.0%(プラチナプリファード) |
💬 実際どうなのか
松井証券で、投資信託を持ってるだけで受け取ったポイントを24か月分そろえた。
合計283,504ポイント、直近1年だけで161,959ポイント。
現金は1円も足してない。
ただしこれは信託報酬が高めの商品を持ってるからで、オルカンだけを積み立ててる人にこの額は出ない。
同じ表の2行目を見てほしい。
低コストのインデックスは、松井もSBIも0.0175%で横並び。
そして、自分の結論に不利なことも先に書いておく。
クレカ積立のポイントだけで比べると、自分が選んだ松井証券はSBI証券に負ける。
三井住友カード プラチナプリファードを持ってる人なら、月10万円の上限まで積み立てて年24,000ポイント。
松井のJCBは最大1.0%なので、年12,000ポイント。
すでにその上位カードを使ってる人が、この話を読んで松井に移す理由はない。
✅ 2社で迷ったときの決め方
オルカンやS&P500など低コストのインデックスだけを積み立てるなら、どっちでも差はほぼ出ない。
クレジットカードで積み立てる予定があって、年会費のかかる上位カードを持ってるならSBI証券。
信託報酬が高めの商品を長く持つ予定なら松井証券。
そこだけで決まる。
松井証券と楽天証券なら、どこで判断が分かれるか
こっちはもっとはっきりしてる。
楽天経済圏を使ってるかどうか、それだけ。
楽天証券の投信保有ポイントは0%〜0.053%で、eMAXIS Slim 全世界株式などの主要な低コストインデックスは対象外。
持ってるだけで戻ってくる分に、期待はできない。
その代わり、楽天カードでの積立や楽天市場での買い物と合わせて考えると、生活全体では強い。
自分は楽天経済圏をほとんど使ってないので、この土俵では比べられなかった。
逆に言えば、すでに楽天モバイル・楽天カード・楽天市場を日常的に使ってる人は、証券だけ切り離して考えないほうがいいと思う。
ポイントが1か所に集まる価値は、自分の口座では測れない部分。
4社使ってわかった、証券会社選びで本当に効く3つ
比較項目は無数にあるけど、あとから効いてくるのは3つだけだった。
残りは慣れの問題。
① NISA口座は1人1つしか持てない
普通の証券口座(特定口座)は、何社でも持てる。
自分が4社持ててるのもそのため。
ところがNISA口座だけは、すべての金融機関を通じて1人1口座。
ここだけは分散できない。
しかも、変更のルールが厳しい。
1年に1回まで、手続き期間は前年10月1日〜当年9月30日、そしてその年に1円でも買付をしてたら、その年の変更はできない。
変更しても、いま持ってる資産は元の会社に置いたまま。
つまり、「とりあえずどこかで始めて、あとで移せばいい」が一番効かないのがNISAってこと。
最初に決めるべきなのはここだけで、あとは正直どうにでもなる。
② 放置しているあいだに増えるかどうか
4社を同じように放置してて、はっきり差が出たのがここだった。
松井だけが、「持ってるだけで毎月ポイントが入り、それを自動で投資信託の買付に回せる」状態になってた。
自分の口座では、直近12か月で16万1,959ポイント、24か月の累計で28万3,504ポイントが戻ってきてる。
現金は1円も追加してない。
ただし毎月のエントリーを忘れるとゼロなので、ここは手放しで褒められるわけじゃない。
③ 自分が続けられる画面かどうか
地味だけど、これが一番大きいかもしれない。
SBIは機能が多すぎて、投資信託を積み立てるだけの人には情報量が過剰。
慣れれば強力だけど、最初の1年で挫折する理由にもなる。
松井の画面はシンプルで、逆に「これしかできないの?」と感じる人もいるはず。
投資信託の積立しかしないなら、できないことが多いほうがむしろ迷わない。
個別株やIPOに手を出したくなったら、そのとき別の口座を作れば済む(NISAと違って何社でも持てる)。
✔️ 私の実際の使い分け
- 松井証券=新NISA(FANG+)とメインの投資信託。放置枠
- SBI証券=情報を見る用。取扱いが多いので調べものに使う
- 楽天証券=楽天ポイントの受け皿として少額
- 三菱UFJ eスマート証券=最初に作った名残。ほぼ動かしていない
4つも要らない。
NISAを置く1社を決めて、必要になったら足す。
この順番で十分。
続けられる画面かどうかは、どの比較表にも載らない。
自分は器や保険でも同じ経験をしてて、決め手はいつも商品ページや比較サイトの外にあった(器の縁の話は汁椀をやめました、約款の一行の話は個人賠償責任保険はどこまで出る?)。
年会費55,000円のカードを作ったときも、結局は数字に出ない部分で選んでる(ラグジュアリーカード(チタン)は元が取れる?)。
⚠️ こんな人は慎重に
- 低コストのインデックスだけを積み立てる予定の人。松井もSBIも0.0175%で横並びなので、ポイントを理由に選ぶ意味はほとんどない
- すでに三井住友カード ゴールドNL・プラチナプリファードを使っている人。積立時の還元で、SBI証券のほうが多く受け取れる
- 毎月の操作を続けられない人。松井の投信残高ポイントは毎月末までのエントリーが要件で、忘れた月は0ポイント
- 楽天経済圏を日常的に使っている人。証券口座だけを切り離して比べると、生活全体では損をする可能性がある
- ポイントを基準に商品そのものを選び替えようとしている人。還元率が高い商品は信託報酬も高いので、順序を逆にすると本末転倒になる
正直なところ、証券会社だけで選ぶと間違える
ここまで4社を並べておいて言うのも何だけど、証券会社だけを切り出して比べるのは、あまり筋のいい選び方じゃない。
いまのネット証券は、単体の商品じゃなく、銀行・カード・スマホ・ECとセットの「経済圏」の入口として設計されてるから。
4社に口座を開いたのも、もとをたどれば理由はそこだった。
数年前、各社がクレジットカード積立のポイント還元を競い合ってた時期に、とりあえず全部の証券会社で口座を作って、実際に積み立ててみた。
当時はそれが楽しかった。
だからこの記事は「調べて書いた比較」じゃなく、「全部やってみて、いま手じまいしてる途中の記録」ってわけ。
4つの経済圏と、その入口になっている証券会社
| 経済圏 | 証券 | 銀行 | カード・その他 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | マネックス証券 | ドコモ銀行 | dカード/ドコモのスマホ |
| 楽天 | 楽天証券 | 楽天銀行 | 楽天カード/楽天市場/楽天モバイル |
| Vポイント+PayPay | SBI証券/PayPay証券 | 三井住友銀行(Olive)/SBI新生銀行/PayPay銀行 | 三井住友カード/アプラス/PayPayカード/Yahoo!ショッピング/ソフトバンク |
| Ponta | 三菱UFJ eスマート証券 | 三菱UFJ銀行/auじぶん銀行 | 三菱UFJカード/au PAYカード/auのスマホ |
この地図は、いまも動いてる。
auカブコム証券は2025年2月に、三菱UFJ eスマート証券へ社名が変わった。
ドコモは2026年8月3日にドコモ銀行を始めてて、マネックス証券との連携をこれから深めていくと発表してる。
比較記事を書いた1年後には、前提がずれてるという世界。
経済圏の厚みで並べると、順番はこうなる
- SBI証券(Vポイント+PayPay圏)— 銀行・カード・EC・スマホがすべて揃っていて、面としていちばん厚い
- 楽天証券(楽天圏)— 市場・カード・銀行の連携が古くからあり、日常の買い物と直結している
- マネックス証券(ドコモ圏)— 銀行が2026年に立ち上がったばかりで、これから厚くなる可能性がある
- 三菱UFJ eスマート証券(Ponta圏)— 銀行の規模は大きいが、証券としての魅力は他の3つに比べると薄い
この順位に、松井証券は入ってない。
松井は経済圏を持ってないから。
持ってるのは松井バンクと、投信を持ってるだけで貯まるポイントだけ。
それでも私が松井に寄せる理由:ポイントも経済圏も、私はバラけている
経済圏の設計がよくできてるのは事実。
ただ、それは「その経済圏の中で生活してる人」にとっての話だった。
自分の場合はこう。
- スマホは格安SIM。キャリアの経済圏に属していない
- ネットの買い物はYahoo!ショッピングとAmazonの併用
- 普段のカードは場面で使い分けていて、1枚に寄せていない
- 結果、ポイントがそれぞれ別の場所に少しずつ貯まっている
この状態だと、どの経済圏に乗っても還元の一番おいしいところに届かない。
スマホを乗り換え、カードを1枚に絞り、ECも1つに寄せて、はじめて満額になる設計だから。
自分はそこまでやる気がなかった。
もう1つ、これが大きいんだけど、経済圏の条件は本当によく変わる。
還元率、対象カード、上限額、エントリーの要否。
数年おきに組み替えが起きる。
追いかけ続けられる人には有利な仕組み。
でも追いかけない人にとっては、気づいたら不利になってる仕組みでもある。
だから、松井証券と松井バンクに寄せていくつもり。
経済圏の外にいる人間にとっては、「持ってるだけで積み上がる」という一本の条件のほうが、結果的に取りこぼしが少なかったから。
💡 ポイント
自分がどれを選ぶべきかは、証券会社の比較表じゃなく、「いま使ってるスマホ・クレジットカード・よく使うECサイト」を3つ書き出すと、だいたい決まる。
3つが同じ経済圏にそろってる人は、その経済圏の証券会社が正解。
バラバラだった人は、経済圏を持たない選択肢が向いてる。
結局、誰にどの証券会社が向いている?
まとめると、こう考えると選びやすい。
| こんな人には | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| とにかく簡単に始めたい・サポートが欲しい | 松井証券 | シンプルUI・電話サポート充実 |
| 三井住友カードを使っている・ポイント重視 | SBI証券 | クレカ積立最大3%還元 各種ポイント連携◎ |
| 楽天市場・楽天カードをよく使う | 楽天証券 | 楽天経済圏との相性◎ |
| どれにすればいいかわからない | 松井証券 | 迷ったときの「とりあえず」に最適 |
✔️ こんな人におすすめ
- スマホ・カード・ECがそれぞれ別の会社に散らばっている人
- クレジットカードでの積立を使う予定がなく、銀行引き落としか入金で積み立てるつもりの人
- 毎月ログインして条件を最適化するより、設定したら放置したい人
- 投資信託を長く持つつもりで、買うときより持っているあいだのコストを重く見る人
逆に、この会社が向かない人もはっきりしてる。
4社を実際に使ったうえで、松井が負けてると感じた点を3つ書く。
⚠️ 4社を使った私が、松井の弱いと思うところ
- 自動で取り崩す仕組みが見当たらない。SBI・楽天・マネックスには、投資信託を毎月決まった額だけ自動で売ってくれる定期売却のサービスがある。松井の解約は、金額指定・数量指定・全解約を都度おこなう形(2026年8月時点で公式サイトを確認した範囲)。これから取り崩し期に入る人には、はっきり不利
- 画面の作りは一番じゃない。資産推移のグラフや売買のしやすさで言えば、自分が使った4社ではマネックスと楽天が頭ひとつ抜けてる。SBIは可もなく不可もなく。「見やすいから松井」で選んだんじゃなく、還元の条件で選んでる
- クレカ積立のポイントでは勝てない。三井住友カードや楽天カードで毎月積み立てるつもりの人は、その一点だけならSBIか楽天のほうが有利
3つ目については、補足がある。
自分はそのクレカ積立を、数年やったうえで今月でたたむところ。
理由を書くと長くなるので別記事にしたけど、ひとことで言うと「もらえるポイントには上限があるのに、そこに毎月の手間とリスクを置いてた」ってこと。
その「たたむ」判断に至るまで、4社でどれだけポイントを取れて、どの月に上限へぶつかったのかは、実数で残してある。
同じようにクレカ積立の還元率だけで証券会社を選びかけてる人は、クレカ積立を数年やったうえでたたんだ理由を先に読んでおくと判断が早いはず。
松井に寄せてるのは、これらを踏まえたうえで「経済圏に属してない人間にとっては、持ってるだけで積み上がる条件が一番取りこぼしが少ない」と判断したから。
逆に言えば、すでにどこかの経済圏で生活してて、しかも数年内に取り崩しを始める予定がある人は、無理にこっちを選ぶ理由はない。
なお、NISAは松井1本にしつつ、普通の口座は4社とも残してる。
それぞれの役割分担はこっちに書いた。
すでに別の会社で始めている人は、変えられるのか
ここまで読んで「もう別の会社で始めてしまった」と思った人へ。
NISA口座は1人1つだけど、年単位で金融機関を変えることはできる。
手続きの期限は変更したい年の9月30日まで。
そしてその年に1円でも買付があると、その年の変更はできない(翌年分としてなら申し込める)。
いちばん心配されるのは、「いま持ってる商品はどうなるのか」だと思う。
売る必要はない。
変更前の金融機関のNISA口座で、非課税のまま持ち続けられる。
自分自身、旧NISAをマネックス証券に置いたまま新NISAだけ松井証券に移してる。
旧口座の約240万円はいまも非課税で残ってて、2026年8月時点で約733万円になってる。
制度の詳細は金融庁のNISA特設ウェブサイトでも確認できる。
⚠️ 動くなら、逆算するとタイムリミットは今月
- 手続きの期限は変更したい年の前年10月1日から、その年の9月30日まで。2026年分なら2026年9月30日
- その年にNISA口座で1円でも買付してると、その年の変更はできない(10月1日から翌年分として申し込む)
- 手続きは郵送のやり取りが2往復ある。自分のときは、作業が合計30分、待ち時間が3〜5週間だった
- つまり短縮する方法は「早く出す」しかない
実際に踏んだ3つのステップと、書類が1回差し戻された理由は、別の記事に日付つきで書いてる。
よくある質問
Q. 証券口座は複数持ってもいい?
持てる。
ただし、NISA口座は1人1口座のみ。
メインの1社を決めてNISAを開設して、余裕ができたら他社も追加する、という使い方が一般的。
Q. 後から証券会社を変えることはできる?
できる。
ただし、NISA口座の移管には手続きが必要で、その年の1〜9月に申請する必要がある。
最初から「長く使える1社」を選ぶほうが、よけいな手間がかからない。
Q. 初心者は松井証券が一番いいということ?
「一番いい」というより、「一番迷いにくい」という意味でおすすめしてる。
楽天経済圏をすでに使ってるなら楽天証券、三井住友カードユーザーならSBI証券が向いてることもある。
まずは自分の状況に当てはめて考えてみてほしい。
Q. 3社とも口座を作ってから決めてもいい?
いいと思う。
口座管理料はどこも無料で、作っただけで費用は発生しない。
ただしNISA口座を申し込めるのは1社だけなので、そこだけ決めてから進めてほしい。
自分も普通の口座は4社作ってから、NISAを置く先を選んだ。
Q. 「初心者は松井」と書かれていますが、上級者には向かないということ?
そういう意味じゃない。
自分は5年目で、金融資産の大半を松井に置いてる。
「シンプル=初心者向け」と書かれがちだけど、実際は投資信託を長く持つ人ほど向いてる設計。
個別株の取引を頻繁にする人や、IPOを狙う人には物足りないと思う。
Q. あとから証券会社を変えるとき、持っている商品はどうなる?
特定口座の投資信託なら、「移管」という手続きで売却せずに移せる場合がある。
売って買い直すと利益に課税されてしまうので、必ず移管できるか先に確認してほしい。
NISA口座の資産は移せない。
元の金融機関に置いたまま、非課税のまま持ち続けることになる。
📝 まとめ|どれにすればいい?
- まずスマホ・クレジットカード・よく使うECの3つを書き出す。同じ経済圏でそろっているなら、その経済圏の証券会社が正解
- 3つがバラけている人は、経済圏の還元を満額では取れない。持っているだけで積み上がる条件のほうが取りこぼしが少ない
- 手数料は横並びなので、差がつくのは持っているあいだの還元。私の24か月の明細では6.4倍の差だった
- ただし自動で取り崩す仕組みは松井には見当たらない。近く取り崩しを始める人はSBI・楽天・マネックスのほうが楽
- すでに他社で始めていても売らずに変更できる。ただし郵送2往復で3〜5週間かかる
ここまで読んだなら、もう始める準備はできてる。
あとは口座を作るだけ。
いまは口座開設だけでOK。積立設定は、あとからでも大丈夫。
口座開設は無料で、スマホから最短10分で終わる。
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